紙の街―富士市。
自分が生まれ育った愛着のある街だからこそ
紙とかかわりの深い会社で働いてみたかった。
富士市で育ってきて紙にかかわる仕事をしたいと思っていました。前職では製紙会社に勤めていて紙にかかわる仕事をしていましたが、ある時ただ紙を製造するだけではなくこの紙を新たな製品として形にする仕事がしたいと思うようになりました。
そんな時に当社の求人を見つけました。
当社は一つの物だけではなくいろんな製品を製造しており、その中でも一つ一つがお客様のニーズに合わせて製品を制作しているので自分のやりたいと思っていることにズバリ一致していました。
私の部署ではこんな仕事をしています！
朝、出勤してまず始めにすることは、印刷機の電源を入れ機械の暖機運転をすることです。
印刷機もパソコンなどと同じでスイッチを入れてすぐに使えるというわけではないので、早めに電源をいれて、朝礼後すぐに稼働できるよう準備をしておきます。
朝礼が終わったらまずは1日の印刷の予定を確認します。予定を確認しながら後工程の断裁の作業者と打ち合わせをします。
納期が早い物や後工程の作業が多い印刷物は早めに印刷をして、断裁工程のほうに渡さなければならないので必ず確認をしてから作業を行います。基本的には午前中の仕事はそういった急ぎの案件が多いのですが、急ぎの時こそミスが多くなるので注意は怠らないようにしています。
急ぎの案件が終わり、キリのよいところでお昼休憩に行って、戻ってきたら残りの印刷予定に取り掛かります。
午前中は薄い紙（ラベルなど）の印刷を行うのですが、午後からは厚い紙（ボックスティッシュなど）の印刷を行うことが多いです。薄い紙と厚い紙では機械の設定などが違うため切り替え作業を行う必要があるのですが、自分はまだまだ切り替えに時間がかかってしまうことがあるので、今は短時間でできるように猛特訓しています。
1日の印刷予定が終わったら最後に機械の清掃を行います。清掃作業を行わないと次の日の印刷物に影響が出たりするので、清掃作業は手を抜かずに綺麗に行います。また清掃作業だけではなく消耗部品などのメンテナンスも定期的に行い、良品を生産できる機械の状態を維持できるように日々気をつけています。
自分は印刷業界未経験でこの会社に入社しまして、入社当初はわからないことばかりでした。ですが先輩達が1から丁寧に仕事を教えてくれました。一度で覚えきれなかったことも何度もその都度優しく教えてくれるので未経験の自分にとっては本当に働きやすい環境でとても助かりました。
また仕事の話ばかりではなく、笑い話などもよく飛び交い社員同士の仲もかなり良く、入ったばかりの自分に対しても積極的に話しかけてくれて会社に馴染むまでに時間はほとんどかかりませんでした。
社内行事にも力を入れているのでそういった部分でも社員同士の仲がとても深まっているのではないかなと私は思います。仕事とそうではないときのメリハリがすごくできている会社なのでとても働き甲斐のある会社です！
初めて印刷の機械に触れたとき、予想以上に難しい！と思いました（笑）。印刷機はとても繊細で、以前と同じ設定で印刷をしていても部品の状態などで色の出方がすぐに変わってしまったり、紙が湿気を吸ってしまったりすると、印刷機にうまく流れず機械がすぐに止まってしまいます。加えて、ちょっとした出来事でよく部品がダメになり、それは印刷物にも影響が出たりもするので、印刷開始時は問題なくても印刷中に状態が変わって途中から良品ではなくなってしまうこともあります。
自分は印刷枚数が多い製品を印刷中、問題ないと思って印刷していたものが途中で不良部分が出てしまったことに気づかずそのまま全数印刷をしてしまい、印刷が終わった後発見してしまう、ということを何度かやってしまっています。
先輩からアドバイスをいただきながら経験を増やし、だんだんと大きな失敗をすることは少なくなってきましたが、まだまだ一人前からはほど遠いので、これからも少しずつ成長していき会社の一員として大きな力になれるようこれからも努力していきたいと思います。
学生のうちはやりたい仕事などなかなか見つからないと思います。難しい仕事など自分ができるのかなぁと不安になることもあると思います。でもどんな仕事でもやっていけば慣れていきいずれ一人前なれると僕は思います。
印刷会社は仕事がキツいみたいなイメージがあるかと思いますがそんなことはありませんでした。工場もきれいな会社で社員同士の雰囲気も良くとても働きやすい環境だと思います。
どんな会社なのか自分の目で見ればイメージも変わると思うので是非会社見学や説明会などに参加して感じ取ってもらえたらなと思います。
